◆米大リーグ ブルージェイズ―オリオールズ(13日・カナダオンタリオ州トロント=ロジャースセンター)

 オリオールズ・菅野智之投手(35)が13日(日本時間14日)、敵地・ブルージェイズ戦に先発する。投げ合うブルージェイズ先発は通算221勝の41歳右腕・シャーザー。

レジェンド右腕とぶつかる。

 8月31日(同9月1日)の前々回登板は敵地・ジャイアンツ戦で通算265勝のバーランダー、7日(同8日)の前回登板は本拠地・ドジャース戦で通算222勝のカーショーと投げ合った菅野。3試合連続で「200勝超え投手」と対戦するのは、オ軍では、1987年のデーブ・シュミットが、ブライレーブンに2試合連続で投げ合ってから、ジョー・二ークロと対戦して以来球団史上2人目となり、メジャーでは、2007年から翌08年にかけて、ナショナルズのブレグマンが、トム・グラビンと投げあった後、ジェイミー・モイヤーと2試合連続で投げ合って以来となる。

 3試合連続で将来の殿堂入りが確実視されるレジェンドと投げ合う日米通算146勝の菅野。歴代では122人が達成している200勝だが、現在も現役なのは、この3人だけ。菅野は直近3試合で「現役200勝以上」を総ナメにした格好。35歳で海を渡った菅野に、野球の神様が用意した粋なはからいかもしれない。ちなみに、現役4位はヤンキース・コールの153勝、歴代1位はサイ・ヤングの511勝だ。

 試合前、オ軍のマンソリーノ監督代行は「彼らは全盛期のように剛速球を投げる訳ではないが、打者の弱点を突いてアウトにする能力に長けている。若い打者には、大きなチャレンジになるが、我々の打線を信じている」と菅野への援護を期待。7日のドジャーズ戦で打球を右足に受け、負傷退場してから中5日の登板。オ軍先発陣で唯一、先発ローテを守っている右腕が今季28回目の登板で11勝目を目指す。

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