◆ラグザスpresents 第32回WBSC U―18野球ワールドカップ ▽決勝 日本―米国(14日・沖縄セルラー那覇)

 米国との決勝に臨む高校日本代表が会場の沖縄セルラー那覇に入り、小倉全由監督(68)=前・日大三監督=が報道陣に対応した。

 選手たちには「最後の最後のゲームだから、最後しっかりやって、めいっぱい力を出し切って終わろう」と伝えたという。

「みんなで目一杯を力出し切って、本当にいい顔して終わろうと。結果は分かんないから、やり切ろうや、と言いました」といい表情で語った。

 先発は沖縄尚学の2年生エースとして、今夏の甲子園で優勝に導いた最速150キロ左腕・末吉良丞がマウンドに立つ。「右バッターに対する素晴らしいストレートがある。大会全体を通じて、どこのチームもストレートをしっかり打っているバッターがなかなか見当たらない。だから自信を持ってストレートを投げようと。変化球を投げるときは低く投げて、中途半端な高さだけは投げないように。それだけですね」と期待した。

 会場は満員が予想される。勝てば2023年に続き、世界一連覇となる。「一生懸命やって、やっぱり野球かっこいいな、素晴らしいな、という野球をやってくれたらと思っています」と指揮官。時は来た。

それだけだ。(加藤 弘士)

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