世界陸上、第3日(15日、国立競技場)モーニングセッションは、男子マラソンに注目だ。

 初代表の吉田祐也(GMOインターネットグループ)は青学大出身。

現在も青学大を練習拠点として、原晋監督の指導を受ける。8月は長野・菅平高原で合宿を行い、第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)で3年連続9度目の優勝を狙う青学大メンバーと共に充実した練習を積んだ。「自分自身の走りをするだけ。良い気持ちの持ちようでスタートラインに立てるかなと思います」心身共に整ったコンディションで、目標とする大迫傑(ナイキ)の21年東京五輪6位入賞以上を狙う。

 昨年のパリ五輪代表の小山直城(ホンダ)は2年連続の世界大会代表。パリ五輪では23位に沈み、リベンジに燃える。「今大会の目標は8位入賞。暑さが予想されていますので、何が起こるかわからない。諦めずに最後まで走りたい」と熱く意気込んでいる。

 初代表の近藤亮太(三菱重工)は「ほぼ100パーセントの仕上がりでやってこられた」と自信を見せる。2月の大阪マラソンで初マラソン日本最高記録の2時間5分39秒をマークして日本代表に初内定。今回が2回目のマラソンになるが「8位入賞を目指して、まだ2回目のマラソンですのでフレッシュに、リラックスして臨みたいと思います」と冷静だ。

「自分らしく走っていればチャンスは巡ってくると思っています」と果敢に挑む。

 男子マラソンは、午前8時スタート予定だったが、猛暑によるアスリートの健康と安全への影響を考慮して、大会開幕2日前に午前7時30分号砲に変更された。

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