東京六大学野球春季リーグ戦第1週第2日▽法大8―7慶大=延長11回=(14日・神宮)

 法大が死闘の末に慶大に先勝した。13日の初戦が引き分けに終わって迎えた第2日。

7―7で迎えた延長11回1死満塁から押し出し四球で決勝点を奪った。

 今秋ドラフト候補の法大・松下歩叶(あゆと)主将(4年=桐蔭学園)はこの日1安打1打点3出塁。初回1死一、三塁では初球を中前にはじき返して1点を先制した。「初球を振れる準備っていうのをずっとしているので、それがたまたまその結果になっただけ」と控えめだったが、「その準備で引き続きやっていきたい」と気を引き締めた。

 この日は巨人、DeNAなどNPB6球団のスカウトが球場に駆けつけた。巨人・斉藤スカウトは背番号10を「右の大型内野手で、長打が光るバッター」と評価。本人も「ドラフトで1位指名していただくところを目標に1年間やってきた」と10月のドラフト会議に向け決意を示した。

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