◆ラグザスpresents 第32回WBSC U―18野球ワールドカップ ▽決勝 米国2-0日本(14日・沖縄セルラー那覇)

 決勝は日本が米国に敗れ、9戦目で今大会初黒星。2023年に続く世界一連覇はならなかった。

小倉全由監督(68)=前日大三監督=率いる若き侍は大会8連勝と勝ち続け、日本野球の底力を示したが、頂点へあと一歩及ばなかった。

 先発した2年生左腕の末吉良丞(沖縄尚学)は3回まで無失点の好投。だが4回1死から3連打を浴び、1失点したところでバトンを今秋ドラフト1位候補右腕の石垣元気(健大高崎3年)につないだ。

 石垣は5回、3四死球で1死満塁のピンチを招き、左犠飛を許して追加点を献上した。

 打線は米国の先発・ボースウィックの常時150キロを超えるストレートを打ちあぐねた。

 日本はU-18W杯の決勝で、米国とは前身の世界野球選手権大会を含めて1982年、2013年、2015年大会と3度対戦してきたが、いずれも敗れ準優勝に終わっていた。“4度目の正直”を目指したが、決勝でまたもや米国の壁に阻まれた。

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