◆第15回全日本大学女子硬式野球選手権大会最終日 ▽決勝 環太平洋大7―4桃山学院大(14日、神宮)
女子硬式野球の大学日本一を決める秋の大会決勝が14日、神宮球場で初開催。環太平洋大(岡山)が桃山学院大(大阪)を破って昨年に続く連覇を決めた。
準決勝で強豪の大体大(大阪)を延長タイブレークの末に逆転勝ちし勢いに乗る環太平洋大は初回、千見寺真央の先制適時三塁打などで2点、2回にも岡田梨花の適時三塁打で2点、5回にも3点を加えた。桃山学院大は5回に山本いろはの犠飛などで2点、6回にも2点を返したが、反撃もここまでだった。
主将の生内アンジェリカ幸は「神宮でやらせていただけるなんて想像できなかった。最高の舞台に感謝です。大学野球の聖地でやらせていただいたことは、今後の女子野球の発展に影響あると思う」と語り、「個性の光るチーム、同じ方向に持っていくのが大変でしたが、たくさんの支えのおかげで、ここまで来られました」と感謝した。岡田は4打数3安打4打点で大会MVPを受賞。「貢献できてよかった。素直にほっとしています。(横浜出身なので)友人や昔の指導者が見に来てくれて気合が入りました。この(神宮の)舞台を設定してくれたことに感謝」と語った。
球場には、今年から女子野球をサポートするサンリオからハローキティが来場。始球式も行い、捕手を務めた岡田は「キティちゃんに会えることを楽しみにしていました。