◆米大リーグ マリナーズ11―2エンゼルス(14日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)
マリナーズのカル・ローリー捕手が5日(日本時間6日)、本拠のエンゼルス戦に「2番・捕手」でスタメン出場し、7試合ぶりの先制54号2ランを放った。
初回無死一塁、右腕ヘンドリックスの初球、外角のシンカーををとらえたローリーの打球は左中間ブルペンに20度のライナーで一直線に飛び込んだ。
ローリーは現地8月24日のアスレチックス戦で48、49号を連発。捕手によるメジャー史上最多本塁打を達成。この日の一発でスイッチヒッターでは1961年のM・マントル(ヤンキース=54本)の記録に並んだ。また、マスクをかぶった捕手出場試合での本塁打はこれで43本目(DH10本)となり2003年のハビー・ロペス(ブレーブス)の最多記録を更新した。
ローリーの先制2ランで勢いづいたチームは11―2で圧勝し9連勝。ア・リーグ西地区首位で並んでいたアストロズがブレーブスに敗れ、6月2日以来の単独首位に浮上。来週末にはアストロズとの3連戦が待ち受けている。