◆第59回スプリンターズS・G1(9月28日、中山競馬場・芝1200メートル)1週前追い切り=9月17日、栗東トレセン

 函館スプリントS、CBC賞で連続2着と充実ぶりが光るジューンブレア(牝4歳、栗東・武英智厩舎、父アメリカンファラオ)は高倉稜騎手(レースは武豊騎手)を背に坂路を単走。リズムの良いフットワークで軽快に脚を伸ばし、54秒9―12秒4をマークした。

武英調教師は「(全体時計は)気持ち1、2秒速くなったけど、動きは良かった。夏の疲れも大きく残っていないし、順調にきています」と納得の表情を浮かべた。

 前走のCBC賞は3コーナー手前でスムーズさを欠いて行きたがってしまったが、直線でしぶとく脚を伸ばして勝ち馬とは半馬身差。トレーナーは「あれが痛かったですね。ちょうどスピードに乗ってきたところだったので。競馬なので仕方ないですが、ためて脚を使えるのが分かりました」と悔しさをにじませつつ、収穫を口にする。

 初のG1挑戦だが、6戦して4勝、2着2回の芝1200メートルに加えて、3戦3勝の中山と舞台相性は抜群。層の厚いメンバーでも、能力を発揮できればチャンスは十分だ。指揮官は「少しずつテンション面も大人になってきて、充実しています。(今回は)3戦3勝の中山ですし、1200メートルは連対率100%ですからね」と力を込めた。

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