元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が21日放送のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜・午前7時半)に生出演。消費税減税について持論を述べる一幕があった。
この日の番組では22日に告示を迎える自民党の総裁選を特集。候補者5人のうち小林鷹之元経済安保相と林芳正官房長官が時間差で生出演した。
総裁選の大きな議論の一つに上がっている消費税減税について小林氏に質問する中で橋下氏は「どの自民党の国会議員も『できない、できない』ばっかりなんですけど、今、チャレンジしておく必要があるんじゃないですか?」と話し出すと、「例えば全般的な消費税減税じゃなくても、食料品に限ってまずはやっておいて、世界的な経済不況に陥った時にはそれをベースに消費税の減税をやっていく。そうじゃないと『後に考えます』と言っても、その時にまた、どうやってやろうか?となるから、1回試してみることも必要なんじゃないですか」と続けた。
ここで「自民党からはできないって話が散々出てるんですけど」と前置きすると、自身が用意したインドでは先月15日にモディ首相が消費税減税を表明し、38日後の今月22日に実施。中でも食品・日用品が12%から5%に減税される例をフリップで提示すると「14億人の人口がいるインドでは先月15日に表明して今月22日には実施です。もちろん議論はその前にあったんでしょうけど、やろうと思ったらできるはずなんです」と説明。
「社会保障の財源に消費税があがっていると皆さん言うんですけど、全体の社会保障の財源のうち大体12%くらいです、消費税にあたっているのは。後は一般の税とそれから保険料なんですから。計算によっては12%を20%と言う人もいるんですけど、そこの部分で消費税にこだわらなくても一般の税収が伸びてるんだったら社会保障は崩れないと思うんですよね。こういうインドみたいな国もあるわけですから、チャレンジしてもらいたいですね」と話していた。