◆北海道六大学野球秋季リーグ戦第5節最終日 北洋大4―1旭川市大(21日、苫小牧・とましんスタジアム)
今秋限りでの休部が決まっている北洋大が最終戦に臨み、4―1で旭川市大に勝利。有終の美を飾り、5勝5敗の3位で最後のリーグ戦を終えた。
2回に9番・熊野圭将右翼手(4年)の内野安打の間に先制すると、3回は5番・北沢総星遊撃手(4年)、5回は6番・若松星明一塁手(4年)の適時打でさらに3点を追加した。投げてはエース右腕の藤田和来(4年)が4回までノーヒットピッチングを披露。9回に内野ゴロの間に1点を失ったが、1人で9回を投げきった。
試合には、多くのOBらが駆けつけた。社会人野球の名門・たくぎんでも監督を務め、1999年の創部時から指揮を執る大滝敏之監督は「4年生には最後までついてきてくれてありがとうと言いました。これだけOBから父母会からみなさん来てくれた」と感謝し、胴上げで宙に舞った。
北洋大は、運営法人が「京都育英館」に移管され、2021年4月に苫小牧駒大から校名変更された。苫小牧駒大時代には春秋合わせて3度のリーグ優勝を達成。20年のドラフト会議では、昨季最多勝と最高勝率の2冠を獲得した伊藤がドラフト1位で日本ハムに指名された。