◆大相撲秋場所8日目(21日・両国国技館)
横綱・大の里(二所ノ関)は、東前頭4枚目・平戸海(境川)を押し出し、7勝目を挙げた。過去4勝2敗の相手に立ち後れ、左上手を取られたが、左でおっつけながら、圧力をかけて前に出て勝った。
前日は館内をどよめかせた。西前頭3枚目・豪ノ山(武隈)の突進をものともせず、わずか3秒足らずで、土俵下に吹き飛ばした。「いい相撲。左手がちゃんと前に出ていた。左が一番大事」と勝因を振り返った。4日目の敗戦以外は、その猛烈な圧力をいかんなく発揮している。横綱初Vへ勢いは衰えそうにない。