第100回東大阪市民親睦ソフトボール大会(読売センター瓢箪山協賛)一般の部の準決勝と決勝が21日、大阪・東大阪市立縄手中学校グラウンドで行われた。決勝はK−Unitedが20ー0で石切連合を下し、初優勝。

準決勝では連覇を狙った縄手南に完勝し、勢いそのまま決勝では初回だけで17点を奪い、圧倒した。1975年から始まり50年。春と秋の開催を重ね、K−Unitedが100代目王者に輝いた。

 止まらなかった。K−Unitedは初回から連打に連打を重ね、2本の本塁打を含む17得点。早々に試合を決めた。田中聖二監督(53)は「決勝は嘘のような打線だった。歴史ある大会に名前を残せて良かった」と満足げ。北宮小、加納小のPTA連合チームで創部10年。昨年、花園パワフルズのメンバーも加入し力をつけ、初優勝につなげた。対する石切連合は、準決勝で神田ソフトボール同好会との1点差の好ゲームを制して決勝に駒を進めたが、K−United打線の前に敗れた。

 1975年の第1回大会では選手兼監督として出場し、初代王者に輝いた筒井公明理事長(84)は「よく100回も続いたな」と感慨深げ。

役員の入れ替わりなど、大会運営に苦労した50年。それでも「若い世代もソフトボールに親しんでくれたら」という思いでここまで続けてきた。若い世代に受け継がれ、伝統の大会はこれからも続いていく。

◆東大阪市民親睦ソフトボール大会

一般の部

▽準決勝

K−United 5−1 縄手南

石切連合 3−2 神田ソフトボール同好会

▽決勝

K−United 20−0 石切連合

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