大相撲 ▽秋場所8日目(21日、東京・両国国技館)

 大関昇進を目指す関脇・若隆景(荒汐)は、東前頭3枚目・熱海富士(伊勢ケ浜)を寄り切り、5勝目とした。

 立ち合いで右を差したところを相手に抱え込まれたが、左のおっつけで相手にまわしを取らせず、頭を密着させて我慢。

最後は巻き替えて、もろ差しから勝負を決めた。「下から我慢できた。明日もしっかり集中して、自分の相撲を取っていきたい」と話した。

 高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)は「投げにいかずに我慢して、力強い相撲だった。一気に正面から攻めていた」と評価した。

 小結だった夏場所は12勝、先場所は関脇で10勝を挙げ、今場所は現在5勝。「三役で直近3場所33勝」の昇進目安までは残り7日で6勝としている。

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