◆世界陸上 最終日(21日、国立競技場)

 女子走り高跳び決勝で、世界記録保持者のヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)が、1メートル97の記録にとどまり、銅メダルが確定。連覇を逃した。

2メートルの1度目を失敗し、そのままパス。2メートル2は2度続けて失敗した時点で、連覇の夢が絶たれた。金メダルはオリスラガース(オーストラリア)、銀メダルはジョジク(ポーランド)。

 昨年7月に2メートル10の世界記録を37年ぶりに更新し、その後のパリ五輪では金メダルを獲得した。強さでも注目されるが、何よりも競技中に寝袋で眠り、リラックスするルーチンがディズニー映画の登場人物にちなみ「眠れる森の美女」として話題になった。

 18日の予選では雨が降る中でもお構いなし。もちろんぬれない場所に移動してはいたが、寝袋で横になった後、一発クリアすると再び寝袋に入って睡眠。その愛くるしい姿で、国立に集まるファンの心をわしづかみにしていた。

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