◆世界陸上 最終日(21日、国立競技場)

 今大会の大トリとなる男子400メートルリレー決勝で、小池祐貴(住友電工)、柳田大輝(東洋大)、桐生祥秀(日本生命)、鵜沢飛羽(とわ、JAL)の日本は38秒35で6位に入り、3大会ぶりのメダルを逃した。

 1走を走った小池はメダルを逃したことについて「皆さんが思ってるのと一緒かな。

メダルは取れたよねっていう」と悔しさをあらわにした。前日は柳田とのバトンパスに乱れがあった。今日のレースについては「渡せはしたが、もっと前で渡せたよなっていうのが率直な感想です」と満足はしなかった。

 4年前の2021年東京五輪では、バトンがつながらず途中棄権。自身は4走で出場した当時の思い出を回顧し「入賞って形を残せたのと、最後外に出てファンの皆さんに挨拶することができたのは、バトンつなげてゴールしたから。でも、やっぱりメダルは欲しかったですよね」と語った。

 駆け抜けた超満員の国立については「ありがたい限りですね。日本人の観客ばかりで、ものすごい驚きでした。うわ、すげえって、昨日思いましたね。こんなに盛り上がってくれるんだなって」と振り返った。

 今後の自身の役割については「記録を出す。結果を出す、メダルを取る。

報道していただけるような場で出す。あとはファンの皆さんへの還元を引き続き(続けていく)。この2つに尽きる」と前を向いた。

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