◆陸上  静岡県高校新人大会 第2日(21日・草薙総合運動場陸上競技場)

 女子3000メートルでは、古川真子(日大三島2年)が前日の1500メートルに続き、2日連続大会新で2冠。同200メートルで近藤柚奈(沼津東1年)が24秒85で、前日の100メートル&400メートルリレーと合わせて3冠を達成した。

 予定よりちょっと早めのスパートだった。女子3000メートルで古川が残り1周半からペースを上げた。「最初はあと1周で勝負、と考えていたけど、この調子なら行けると思った」。自分の力を信じてリミッターを外した。河合柚奈(浜松市立2年)の後ろから抜け出すと、一気に引き離した。

 前日、1500メートルで4分28秒90をマークし、大会記録を塗り替えたのが自信になった。この日も9分43秒12の自己ベストを8秒60更新して、9分34秒52でフィニッシュ。連日の大会新での長距離2冠に、「予想外の結果だったので驚いています」と、はにかんだ。

 順調に夏場の練習を積んできたことが成長につながっている。「夏休みも思い通り走り込めた」。長い時には1日15キロの距離を踏んだ。今後の駅伝シーズンでもチームの柱として期待されている2年生。

古川がエースとして日大三島を引っ張る。

 〇…女子200メートルでは153センチの小柄な近藤が村上奈優(東海大静岡翔洋1年)に0秒03差で競り勝ち、前日の100メートルと400メートルリレーに続き3冠に輝いた。「100も200も自己ベストだったのでうれしい」と、振り返った。それでも、同級生の渡辺莉緒(沼津東1年)と今夏の県総体短距離2冠の平野優俐菜(浜松聖星2年)の国スポ組が欠場。「あの2人と戦えるレベルになりたい」と、さらなる成長を誓った。

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