◆JERA セ・リーグ 広島5―0巨人(23日・マツダスタジアム)
ドラ1・石塚が23日の広島戦(マツダ)でプロ初安打となる中前打を放った。記念すべき一打を喜ぶ父・康直さん(50)がスポーツ報知に手記を寄せた。
*******
初ヒットおめでとう! 初球から積極的に打ちにいって、きちんと捉えられていて。本人がずっと「1年目で初安打が目標」と言っていたので、達成できてよかったです。
裕惺は小さい頃から野球が大好きでした。プレゼントはグラブやバット。それこそ坂本選手のTシャツを買った記憶があります。弟には長野選手のTシャツを買って、2人で着ていましたね。
小学で監督と選手 1位で指名された時は信じられませんでした。高校で記事が出始めてからプロに行ける可能性あるのかなと思っていましたが、それまでは全く。小さい時は1日500回、無理やりバットを振らせて、ティー(打撃の球)も上げて。歯磨きと一緒で当たり前にやるものと最初は教えて、小学校高学年になると自主的にやるようになりました。小学校のチームでは監督と選手という関係で、一番厳しくしました。物に当たった時はグラウンドから出したこともありましたね。
小6の時にロッテジュニアに入れて、レベルが高いところでプレーできたのが大きいと思います。中学もレベルが高いところに入って2年生から使ってもらって。高校でも1年秋から使ってもらって、いいところ、インパクトが残る場面で打ったりしていたので、注目されるようになった。実力だけではなかなかこういう世界は難しいので、運もあると思います。野球以外ではあまりないですが(笑)。
普段はしませんが、母の日に電話をくれました。左有鉤骨を骨折してリハビリしている時期だったので、練習内容とか実戦見込みとか、ほとんど野球の話。ちょうどリハビリ班で1軍のすごい選手に会って会話したとか言っていて。ためになる機会だったみたいでしたね。
野球に関してはずっとしっかりやっているので、心配はしていません。自分の目標が明確にあると思うので、そこに向かってぶれずにやってほしい。陰ながら応援しています。