◆米大リーグ ダイヤモンドバックス5×―4ドジャース(23日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が23日(日本時間24日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・投手、指名打者」でフル出場し、投げては今季最長で最多の6回91球を投げて5安打無失点、8奪三振の好投を見せて2勝目(1敗)の権利を持って降板したが、救援陣が4点のリードを守れずにサヨナラ負けを喫し、2勝目とはならなかった。

 試合後に取材に応じ、18日(同19日)に今季限りでの引退を発表した通算222勝左腕カーショーについての思いも述べた。

「僕がこっちに来た時、来る前からもメジャーリーグを代表する投手でしたし。そういうね、選手と一緒にプレーできるっていういう機会はなかなかないと思うので。去年、今年と短い期間ではありましたけど、チームメートで、クラブハウスで一緒に過ごせたっていうのは、すごい貴重な経験だったと思います」と感謝を込めた。

 大谷は6回5安打無失点、8奪三振で2勝目の権利をつかんで、マウンドを救援陣に託した。だが、大谷がマウンドを降りた直後の7回。2番手左腕のドライヤーが2死一塁からマキャンに中堅フェンス直撃の適時二塁打を浴びて1点を失うと、代わったエンリケスが代打・デルカスティーヨに4号2ランを被弾。1点差に迫られた。

 さらには1点リードの9回に投入したスコットが誤算。連続の四死球で無死一、二塁のピンチを招くと、犠打で1死二、三塁。バロッサの左犠飛で同点。さらには2死二塁からペルドモに左前打を浴び、一気に二走がサヨナラのホームに生還した。

 ドジャースは4点差を守れずに課題の救援陣が崩壊し、地区優勝へのマジックは「3」で変わらず、最短の優勝決定は25日(同26日)となった。

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