◆米大リーグ ダイヤモンドバックス5×―4ドジャース(23日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が23日(日本時間24日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・投手、指名打者」でフル出場し、投げては今季最長で最多の6回91球を投げて5安打無失点、8奪三振の好投を見せて2勝目(1敗)の権利を持って降板したが、救援陣が4点のリードを守れずにサヨナラ負けを喫し、2勝目とはならなかった。

 ▽試合後の主な一問一答は以下の通り。

―6回を投げ切り、ポストシーズン(PS)に向けて。

 「この間までは5回まででしたが、またワンステップ踏めたのはよかったですし、今シーズンの最終登板の前にこうやって最終的なステップを踏めたのはプラスのことかな」

―6回まで投げたい理由は。ブルペン状況もあってか。

 「もともと今年は5回くらいまでをめどに、そのぐらいのボリュームで最後まで投げられればリハビリとしてはOKなんじゃないか、みたいな話から始まっていましたけど、チーム状況も加味して、昨日ミーティングをして、球数100球はないかなとは言っていましたけど、6回までいければいきたいなというミーティングはしました」

―手術明けの球質とコントロールのよさは、6回投げたかった理由の一つか。

 「去年は肩の手術があったので、前半投げられずにリハビリのプロセスが遅れ気味でしたけど、最終的にポストシーズンを前に最終的な段階を今日踏めたので、そこは十分に満足していますし、これまでのスタッフの方だったり、サポートに感謝しています」

―ワイルドカードの試合で投げると思うが、理想は。

 「ポストシーズンに関しては戦略的な部分があるので、僕の口からどうのこうのというつもりはないですけど、行けと言われたらいく準備をして、それが仕事だと思っているので、どういうシチュエーションでもしっかり準備をして対応したいと思います」

―術後、四球が少なくなった。制球の評価は。

 「コマンドよりも質の方が、状態がいいのが。術後ですけど、それが一番結果的にはいいピッチングができている要因かなと思っているので。いわれた通り最後の球に関しては、投げてはいけない球ですし、あそこで終わりのところではあるので、それを理解しつつ、三振を取るべきシチュエーションだと思うので、甘く入ってしまったというのは、結果的にはアウトになりましたけど、そこは一つ反省点かなと思います」

―リリーフが苦しい今の状況。先発であり、打者である大谷がどう捉えているか。

 「ブルペン陣、一丸になっていると思うし、結果が出ていない期間に関しては苦しいと思いますけど、それでも、前半はブルペンのおかげで勝っている試合がいっぱいあった。

打線に関しても最近、下位打線を中心に、粘り強く得点するゲームが増えていると思うので、ポジティブな部分もあるし、少しうまくいっていない部分もあると思うので、あと少しですけど、みんなでなんとか頑張りたい」

―カーショーが今季限りでの引退を発表したが。

 「僕がこっちに来た時、来る前から、メジャーを代表する投手でしたし、そういう選手と一緒にプレーできることはなかなかないと思うので、去年、今年と短い期間ではありましたけどチームメートとしてクラブハウスで一緒に過ごせたというのはすごく貴重な経験だったと思います」

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