巨人が逆転2位へ向け、残り試合の先発ローテーションを再編することが25日、分かった。当初28日のヤクルト戦(神宮)は日米通算200勝をかけて田中将大投手(36)が先発する方針だったが、チーム事情や登板間隔を考慮して、横川凱投手(25)に変更する。
CS第1ステージの本拠開催を諦めていないチームは、一戦も落とせない厳しい状況で戦っている。田中将は前回、中5日で21日の中日戦(バンテリンD)で先発し、6回途中5失点で4敗目。中6日で神宮に向かうプランだったが、万全の状態に整える時間を与えて、現時点では30日の中日戦(東京D)以降の登板に備えて調整を行う予定だ。前回20日の広島戦(同)で5回1失点と好投し、2勝目を挙げた横川に、中7日でマウンドを託す。
30日は田中将に加え、中6日の戸郷、西舘らが候補となり、慎重に登板を検討していくことになるもようだ。また10月1日の中日とのシーズン最終戦(同)は中4日でエース級の活躍を見せている山崎を投入することもできる。チームの状況次第で複数の選択肢があり、先発は流動的。後のない戦いで、最善を尽くしていく。