◆イースタン・リーグ ヤクルト2―8巨人(25日・戸田)

 巨人の三塚琉生外野手(21)が本塁打を含むマルチ安打を放ち、復調の気配を見せた。25日のイースタン・ヤクルト戦(戸田)に「5番・左翼」で先発出場。

2点リードの3回2死二塁の好機でヤクルトの先発・西浜に対すると、カウント3―1から131キロのスライダーを捉え、右翼防球ネットを直撃する9号2ランをたたき込んだ。「(感触は)良かったです」。8回先頭でも中前安打で出塁し、味方の得点につなげた。

 今季は6月に支配下登録を勝ち取り、2軍で75試合に出場して打率3割2分3厘、9本塁打、40打点でイースタン優勝に貢献。しかし、1軍では6試合に出場して計12打数無安打と、高い壁にはね返された。10日の降格後は、この日の試合前まで21打数3安打と不振。「調子が悪くなった時に、その期間が長くならないように(調子の)波を少なくしたい」。さらなるレベルアップに向け、期待の長距離砲候補が鍛錬の秋を迎える。

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