◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース(25日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)
ドジャースのD・ロバーツ監督(53)が25日(日本時間26日)、4年連続の地区優勝へマジック「1」で迎えた敵地・Dバックス戦の試合前に取材に対応。前日24日(同25日)に右肩痛などからメジャー復帰し、初のリリーフ登板で1回無安打無失点2奪三振と好投した佐々木朗希投手(23)について言及した。
「昨日の投球を見て大きな戦力になると思うか」と聞かれると「昨夜も言ったように、開幕時した頃の彼とは別人だ。だから私は自信を持っている。彼は日本で最高の投手の一人」とほほ笑んだ。好投の要因としては「彼が健康であることが大きい。シーズン中に翔平(大谷)がどう乗り越えるか、由伸(山本)がどう乗り越えるかを観察し、学んできたし。ブルペンの役割も物事をシンプルにしたと思う。ラインアップを2回、3回と相手にしなくていい。そうしたことの全てが今この瞬間の成長につながっていると思う」と分析した。
佐々木は前日のDバックス戦で2点リードの7回から2番手として登板。最速は99・8マイル(約160・6キロ)を計測し、13球のうち7球を投じた直球の平均球速は99・2マイル(約159・6キロ)だった。スプリットと2球種しか投げなかったが、指揮官は「彼は4、5種類の球を投げられる。多くの球種を持っている」とし、「満塁などの場面でも登板するのか」と問われると「現時点で次の登板はイニングの頭からになるが、ポストシーズンに入ったらそれは予測できない」と否定しなかった。
朗希はメジャー復帰から一夜明けたこの日、グラウンドでキャッチボールなどを行った。