◆米大リーグ ダイヤモンドバックス―ドジャース(25日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)

 ドジャース・山本由伸投手(27)が25日(日本時間26日)、4年連続の地区優勝へマジック「1」で迎えた敵地・Dバックス戦に先発する。

 試合前にはD・ロバーツ監督(53)が取材に応じ、「今季の先発陣を見た時、彼は我々にとって“大黒柱”だった。

長いイニングが必要な時、支配的な投球が必要な時、常にやってのけてくれた投手だ。だから今日、地区優勝を決める機会に彼にボールを託すのは正しい選択だと思う。昨年も素晴らしいシーズンだったが、今年はさらにもう一段上のレベルに到達した選手の一人」と新エースの山本を絶賛した。

 「私が最も感銘を受けているのは彼の揺るぎない自信だ。昨年は自分が十分なのかどうか疑問に思うのも当然だった。だが、それも(昨年6月の)ニューヨークでのヤンキース戦で変化した。今年は本当の自信があり、自分がマウンドに上がった時、自分こそがエースであり、最高の投手だと理解している」と指揮官は絶賛。ポストシーズンでも先発陣の柱となる予定で、「2015年にカーショーとグレインキーがいた時は私はここのスタッフではなかったが、プレーオフに入る先発ローテーションとしてはこれまでで最もいい布陣だと思う」とロバーツ監督は自信を浮かべた。

 9月の山本は6日(同7日)の敵地・オリオールズ戦で9回2死まで無安打無得点の快投。惜しくも快挙達成を逃したものの、12日(同13日)の敵地・ジャイアンツ戦でも7回1安打1失点10K。先発で2試合続けて7回以上を投げて、1安打以下に抑えたのは1925年のD・バンス以来、球団100年ぶりの快挙となった。18日(同19日)の本拠地・ジャイアンツ戦では日米通じて自己ワーストの6四球を与えながら、5回1/3を1安打無失点7奪三振。

連続2ケタ奪三振は3試合で止まったが、194奪三振で日本人では7人目となる200奪三振を視界に捉えている。

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