昨季はリーグトップの98勝を挙げ“ポール・トゥ・ウィン”で世界一まで上り詰めたドジャースだが、今季はワイルドカードシリーズ(WCS)からの戦いとなる。2年連続WS制覇には13勝がPSで必要。
一方、ワイルドカードで3チームがPSに進出し、WCSが2戦先取の現行方式となった22年以降、WSに進出した6チーム中3チームがWCSを勝ち上がったチーム。レギュラーシーズン最終戦から地区S初戦までは中5日が空き、疲労回復が図れる一方、実戦感覚や勢いでマイナスになる側面もあった。
勢いやムード一つで駆け上がることが多いPS。ド軍ではカーショーが今季限りで引退。ロバーツ監督が「彼の現役生活最後にもう一度頂点に立つこと以上のことはない」と話したように、レジェンドの花道を飾るという機運は醸成されつつある。
地区Sで対戦しそうなフィリーズはシュワバー、ハーパーと強打者を擁し、投手陣も安定しており、ド軍は今季2勝4敗。大きな関門になりそうだ。