◆JERA セ・リーグ DeNA5―4人(26日・横浜)

 巨人・泉口は三塁塁上で爽やかに笑った。初回2死から東の3球目、緩いカーブをタメを利かせて仕留めた。

先取点を呼ぶ右翼フェンス直撃の三塁打。「うまく反応できた。待ってはなかったけど、良い結果になってくれてよかった」と汗を拭った。

 勢いは止まらない。1―4の5回には無死三塁から左前適時打。岡本の同点2ランにつなげた。さらに9回先頭でも右前安打を放ち、21日の中日戦(バンテリンD)以来、今季9度目の猛打賞。打率を2割9分9厘に上げた。現在、打率3割6厘のリーグトップの小園(広島)がヤクルト戦(神宮)を欠場する間に7厘差に詰めた。

 試合前練習中には、スタンドからファンの男の子に「泉口選手、最後まで首位打者諦めずに頑張って~!」と言葉をかけられた。「今日は本当に勝ちたかった、というのが一番なんですけど…。まだ可能性はあるので、明日につなげていくって意味では個人的にはよかった」。

チームの2位もタイトルも諦めずに最後まで食らいついていく。(水上 智恵)

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