パ・リーグ 楽天3―4ソフトバンク(26日・楽天モバイル)

 7番・遊撃でスタメン出場した楽天・宗山塁内野手が4打数2安打で、9月20日の西武戦(楽天モバイル)以来、今季29度目のマルチ安打をマーク。「良かったところもありましたし、もったいないところもあった。

次に生かせたら」と振り返った。これで今季107安打として、チームの新人では3番目に多い2020年の小深田の109安打にあと2本、同じく2番目に多い2007年の渡辺直の110本にあと3本と迫った。走塁でも三塁走者として2回1死三塁の場面で中島の左飛にスタートを切り、際どいタイミングながら頭から滑り込み3点目のホームイン。「間一髪になると頭から行ったほうがセーフになりやすい」と冷静だった。

 スタメン出場した試合ではこれで4戦連続安打。シーズン最終盤でもしっかり結果を残している。すべてが初体験のプロ1年目だが「試すこともそうですし、こうしてみようかな、とか。前日からの準備を考えて変えて、次の日の動きを見ながら。本当にそれに繰り返しですね」と、様々な経験全てを糧にして前へ進んでいる。1敗でもすればCS進出の可能性が消滅する27日からのオリックス3連戦(京セラD)に向けて「やることは一緒なので。いい準備をして、ファーストプレーに備えて、いいイメージ持ってやりたい」と崖っぷちからの反撃を誓った。

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