◆新日本プロレス「DESTRUCTION in KOBE」(28日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)観衆4672

 新日本プロレスは28日、兵庫・神戸ワールド記念ホールで「DESTRUCTION in KOBE」を開催した。

 メインイベントでIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.が「H.O.T」成田蓮と2度目の防衛戦を行った。

 成田に徹底的に左ひざを攻められた王者は、「H.O.T」SANADAらの介入で苦境に立たされたが最後はセイバードライバーで激闘を制した。ベルトを死守したザックは10・13両国国技館で「G1クライマックス」覇者のKONOSUKE TAKESHITAと3度目の防衛戦を行う。

 試合後のリングでザックは「オイ、THE ALPHA、俺は“The Front Man”であり、IWGP世界ヘビー級王者だ。1vs1で戦うぞ」と宣言した。さらに「ザック・セイバーJr.が世界一の技巧派レスラーだ。ザック・セイバーJr.がIWGP世界ヘビー級王者だ。そしてザック・セイバーJr.が王者としてトーキョードームに向かう、決まってることだ。アリガトウ、神戸!」と2年連続で来年1・4東京ドーム大会のメインイベントを約束した。

 バックステージでザックは成田について「8年前に新日本プロレスに来て以来、俺からタップアウトを取る一番近いところまでいった。だからお前に敬意を表するぜ、このクソガキが! 素晴らしかった」と称賛。そしてTAKESHITAへ「お前のこと、待ってるよ……リョーゴクで待ってる」とメッセージを送り「そのあとは……破らないといけない防衛記録がある。あのゴトーが俺の記録を打ち破ったからな。

だから俺は王座を防衛していく。まあ、今年は権力争いがないけどな。でも年寄りのシャチョーの凱旋大会が岐阜であって、凄く忙しい秋がやってくる。DDT……DRADITION……そして天龍プロジェクトへの参戦がある。もの凄く楽しみだ。ザック・セイバー Jr.はこれからも長い期間、IWGP世界ヘビー級王者でい続けるんだ。2年連続、王者としてトーキョードームに挑むだけじゃなく、王座防衛を果たすんだ」と誓った。

 

 ◆9・28神戸大会全成績

 ▼第1試合 30分1本勝負

YOSHI―HASHI、○上村優也、海野翔太(7分36秒 フランケンシュタイナー→体固め)ディック東郷●、SANADA、“キング・オブ・ダークネス”EVIL

 ▼第2試合 棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ) 30分1本勝負

○棚橋弘至(7分45秒 前方回転エビ固め)グレート―O―カーン●

 ▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負

○王者・ボルチン・オレッグ(5分55秒 カミカゼ→体固め)挑戦者・ドン・ファレ●

 ▼IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負

挑戦者組・OSKAR、○Yuto―Ice(13分30秒 K.O.B→片エビ固め)王者組・タイチ、石井智宏

 ▼GHCジュニアヘビー級選手権 30分1本勝負

○王者・高橋ヒロム(11分30秒 TIME BOMB→体固め)挑戦者・石森太二●

 ▼第6試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負

○辻陽太(14分35秒 ジーンブラスター→片エビ固め)デビッド・フィンレー●

 ▼IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○王者・ゲイブ・キッド(21分37秒 レッグトラップパイルドライバー→片エビ固め)挑戦者・鷹木信悟

 ▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○王者・ザック・セイバーJr.(29分24秒 セイバードライバー→片エビ固め)挑戦者・成田蓮●

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