◆第76回毎日王冠・G2(10月5日、東京競馬場・芝1800メートル=1着馬に天皇賞・秋の優先出走権)=9月30日、美浦トレセン

 完全復活へ着々と態勢を整えている。昨年のオールカマー以来の重賞4勝目を狙うレーベンスティール(牡5歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)は、坂路を60秒2―14秒1で活気十分に駆け上がった。

Wコースで25日に行った1週前追い切りでは、かなりの前進気勢を見せていたが穂苅助手は「いつもと変わらずいい感じで上れました」と雰囲気の良さを伝えた。

 昨年の天皇賞・秋8着以降の2戦は不完全燃焼の内容。特に初のマイル戦となった前走のしらさぎSは栗東に滞在して調整され、レースでは折り合いを欠くシーンは見られず。だが、落ち着き過ぎていた影響か、最後ははじけず7着と振るわなかった。同助手は「操縦性の難しさが昔のレーベンに戻っていて、そういう意味でどういう結果になるのか楽しみ」と中間の変化に期待を寄せた。

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