巨人は2日、高橋礼投手(29)、乙坂智外野手(31)ら5選手に来季の契約を結ばない旨を通達したと発表した。高橋は「野球は続けるつもりなので、次のチームや所属先で技術を磨いて、またジャイアンツに戻るというのは分からないですが、何かしらの結果で恩返しできたら」と他球団からのオファーを待つ意思を示し、乙坂は現役続行を含め「未定です」と話した。
サブマリン右腕の高橋は23年11月にソフトバンクからトレード加入。昨季は開幕ローテに入るなど11試合で2勝2敗、防御率3・66だったが、プロ8年目の今季は1軍登板がなかった。19年には新人王に輝き、プレミア12日本代表にも選出された男は、巨人での2年を「いろいろ苦労した部分はあります。体は元気だから技術の部分でもっとレベルアップできれば結果で恩返しできたのかな」と振り返った。
その後はG球場で選手らにあいさつ。古巣でも同僚となった甲斐とはがっちりと握手を交わした。「拓さん(甲斐)に怒られたこともいっぱいあったし、1軍で投げてレベルの高いやりとりができたことが思い出」と話した。
乙坂は21年までDeNAに10年間在籍し、22年からメキシコ、米独立リーグなどでプレー。今年5月にマリナーズとマイナー契約し、3Aでメジャー昇格を目指したが、6月下旬に自由契約となった。7月に入団テストを経て巨人入りも、1軍では5試合で5打数1安打に終わった。「(加入が)途中からだったけど、たくさん声援をいただいて、プレーではなかなか貢献できなかったけど、とても幸せな時間でした」と感謝を口にした。
直江大輔投手(18年ドラフト3位で入団。
三浦克也投手(23年育成1位左腕は今後、一般企業で働く予定)「全然悔いはない。人材という部分で社会に貢献できたら」
大城元外野手(22年育成7位外野手は現役引退の意向)「おじいちゃんが建築関係の仕事をやっているので、そこで働かせてもらいながら資格を取ろうかなと」