3月12日の練習中に右太もも直筋を肉離れした、J2北海道コンサドーレ札幌DF浦上仁騎(29)が15日、チームに完全合流した。札幌・宮の沢で行われた練習をフルメニュー消化。

「練習の2~3時間以外も、全てサッカーに注ぎ込んでいきたい」と懸ける思いを口にした。

 プロ8年目で離脱したのは初のこと。「ケガをした瞬間は、言葉では言い表せないくらい、悔しい気持ち、ファンサポーターに申し訳ないという気持ちになった」。ただ翌日には「過ぎたことをいつまでも引きずっていても変わらない。次に向かって」とリハビリに意欲的に取り組み、当初の予定期間通りに帰ってくることができた。

 ピッチから離れた間も無駄にはしなかった。浦上は「正直なことを言うと、今年のキャンプ中からコンディションが非常に悪くて。痛い部分が何箇所かありながら、何とか隠し隠しやっていた」と漏らした。そのまま開幕に入り、札幌に戻ってきた直後に負傷。そこから1か月、「まずは全ての痛みをしっかり取るところにフォーカスしてやってきた」。患部の治療とともに体全体の治癒に努めた結果、「100%、全部の痛みがなくなったかといったらそうではないが、キャンプの時に比べると比べものにならない」と言える状態となった。不安が大幅に減った今、より良いプレーを見せる態勢は整った。

 チームを向上させるため、外から見て感じたものは残さず発信していく。具体的な気付きこそ明言はしなかったが「僕なりにこの辺が少し足りないんじゃないかなとか、入ったらもっとこういう風にしようというイメージは、多少なりともあるので」。リーグ戦で10チーム中8位に沈む現状打破へ、思いは仲間に練習の中で示していく。

 順調に合流1日目を終え、18日のJ3松本戦(札幌厚別)での6試合ぶり復帰も視野に入ってきた。今季最後の実戦はフル出場して0―3で敗れたアウェー・松本戦。雪辱も見据える戦いへ「明日からもまた、パッション全開でやっていきたい」と気持ちを高ぶらせた。(砂田 秀人)

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