皐月賞追い切り(15日・栗東トレセン)

 王道の仕上げで準備は整った。アドマイヤクワッズの当週追い切りは、友道厩舎恒例の栗東・DPコース追い。

坂井を背にコールラヴ(3歳未勝利)を5馬身追走し、折り合ってリズムの良い走りで直線に入ると、素早い脚の回転に切り替え一気に加速。6ハロン89秒3―11秒6で併入した。3週続けて手綱を執った鞍上は「先週に引き続き、道中の反応と勝負どころの反応は良かったですね」と冷静に評価した。

 前走の報知杯弥生賞ディープインパクト記念は、あくまでここを見据えた仕上げだった。友道調教師が「前哨戦としては100点満点」と評するように、初の中山、2000メートル戦を先行する正攻法の競馬で3着と本番へ向け、経験値をため込んだ。鞍上も「思っていた以上にコースも距離もこなしてくれた。今回の皐月賞へ向け、収穫を積めた」と手応えをつかんでいる。

 デビュー前から調教に騎乗し、全4戦でコンビを組む坂井に「重賞も勝って非常にいいジョッキー」と指揮官は信頼を寄せる。「フォームも良くなって、体もひと皮むけたかな」と状態も上向き。大混戦の一戦で、癖を熟知する若き名手とともに厩舎3勝目をつかむ。(松ケ下 純平)

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