◆明治安田J1百年構想リーグ▽第10節 水戸1―1(PK3―2)千葉(11日・フクダ電子アリーナ)

 J1千葉のDF石尾陸登がケガから復帰し、念願の千葉とJ1公式戦デビューを果たした。「うれしかった。

やっとデビューできると思いました」と喜びをかみしめた。後半42分には自身のロングスローからチャンスを演出し見せ場も作ったが、「勝ち切れていないので」と敗戦には悔しさもにじませた。それでも「自分の持ち味はどんどん出していければ」と前を向いた。

 開幕前はJ1仕様の体づくりを目指し、自ら例年以上のトレーニング量を課した。「J2とは強度の高くなる場面が違う。J1の選手はクオリティーが高く、球際の局面自体は多くないが、いざ競り合いになった時の力強さはJ2をはるかに上回る。そこで負ければすぐに失点につながる」。高い負荷の調整を選んだ故に右ふくらはぎを負傷したが「悔しさはあったが、ケガをするたびにスピードやフィジカルは強くなっている実感がある。また強くなれると思って悲観せずに取り組んだ」と前を向き続けた。

 仙台大からJ2仙台で2年間プレーし、今季は覚悟を持って千葉へ移籍した。「プロデビューさせてもらった仙台には感謝の思いが強く、特別なチーム。ただ、それ以上に高いところに行きたい気持ちがあった。

もっとうまく、強く、速くなりたい。海外で活躍し、日本代表に入りたいと思った時に、この移籍は大きかった」。未来図には「2、3年後には代表に絡めるレベルになりたい。そのために自分のパフォーマンスをどれだけ出せるか」と力を込めた。

 千葉で一歩を踏み出した背番号39は、ここからより自身の価値を証明していく。(綾部 健真)

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