◆明治安田J1百年構想リーグ▽第11節 鹿島1―0浦和(18日・メルスタ)

 浦和は鹿島に0―1と敗れ、6連敗となった。0―0の後半36分、CKのこぼれ球から鹿島DF濃野にミドルシュートを決められた。

これが今季の13失点中、6点目となる残り15分での失点に。課題としてきた終盤のゲームマネジメントにまたも失敗し、鹿島戦は11戦勝ちなし(4敗7分け分け)となった。

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 浦和が泥沼から抜け出せない。またも終盤の失点で敗れた試合後。アウェーまで遠路駆けつけたサポーターからのブーイングはまばらだった。善戦しても終盤の失点で敗れる悪癖を繰り返すチームに対し、叱咤(しった)激励の思いより、諦めや絶望が上回っていたのかもしれない。

 前半は積極的なハイプレスからショートカウンターでチャンスをつくるなど、互角の戦いをみせた。しかし後半、じわじわと首位・鹿島との力の差がピッチに現れ始めた。それでも無失点で耐えていた後半28分。ベンチに置いていたチーム得点王(4点)のFW肥田野らを投入。スピードが持ち味のルーキーで流れを引き戻そうとしたが、試合を決める1点を奪ったのは鹿島だった。

 この日は後半15分以降、ハイプレスからミドルプレスに切り替えて戦ったが、鹿島に押し込まれると攻め手を失った。

前半に機能したようなハイプレスを90分間、続けるのは不可能という現実はある。一方で、負傷から復帰して奮闘したDF宮本優太は「戦術がきついとか、という言葉は、去年僕がいた京都では聞かなかった」とチームの問題点に切り込む。昨季は期限付き移籍先の京都で、上位争いを演じた宮本は「(個々の)クオリティーは、(京都より)浦和の方が高いと思う。でも浦和はエリート街道を歩んできた選手が多く、京都は僕も含め、ある意味で後のない選手が多かった。だからこそ、死にものぐるいだった。決して浦和の選手が悪いわけじゃない。ただそういう部分は、僕も含めて大事になる」と訴えた。

 チームは終盤の戦い方に問題を抱え、交代策を含めた解決策は見つかっていない。しかし戦略以前に、ピッチで汗を最後の一滴まで絞り出すような戦いをみせられていないことも事実だ。離れつつあるサポーターの心を取り戻すためには、次節からのホーム3連戦で結果を残すしかない。

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