◆体操 全日本個人総合選手権 第3日(18日、高崎アリーナ)

 体操の世界選手権(10月17日開幕、オランダ)代表2次選考会、愛知・名古屋アジア大会(9月19日開幕)代表2次選考会を兼ねた大会で、女子決勝が行われ、昨年の覇者で予選4位の岸里奈(戸田市SC)は、合計110・231点で21年の村上茉愛以来の2位で連覇を逃した。

 逆転を狙って臨んだ決勝。

最初の種目だった跳馬で14・100点を出すなど着実に得点を積み重ね、3種目終わった時点でトップの15歳西山実沙(なんばク)をじわじわ追い詰め0・167差まで詰め寄った。

 最後の床運動で大技「シリバス(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)」を成功させながらも13・466点と思うように点数が伸びず、結局、届かなかった。それでも「今日は全種目、着地もまずまずだし、全部良かったと思います」と納得の表情を浮かべた。

 24年パリ五輪に初出場し、団体総合8位、個人総合11位。得意の床で7位入賞を果たすなど経験を積み、世界で活躍する土台をつくった。よりダイナミックな演技を目指し練習を重ねたが、左足首などのケガを抱え、昨年の世界選手権前に骨折した右足親指の骨はまだくっついてはない。

 大会前は4種目通しの演技もなかなかできない満身創痍(そうい)の中だったが、「やるだけ」と攻めの姿勢で乗り切った。代表選考がかかる5月のNHK杯に向けて「Dスコアの部分できっちりやり切るということも目標ではあったので、そこは今回達成できなかったので、NHK杯への課題。代表選考と言われると緊張するが、オリンピックの時も感じたけど、ひとつの試合だと思って、自分のどういうとこを見せたいかとか考えながら演技をしたいなと思います」と気を引き締める。今春、高校を卒業し、大学に進学し、さらなる飛躍につなげていく。

 ◆世界選手権代表 男女ともに代表は5枠。男子は今大会の得点を持ち越して行われる5月のNHK杯での上位3人が選出される。

得点の半分を持ち越す女子は上位4人が代表入りする。男子の2位まで、女子の3位までの選手は9月の愛知・名古屋アジア大会の代表も兼ねる。残りの枠は、団体総合で貢献できる選手が選出されることになっている。

編集部おすすめ