◆米大リーグ レッドソックス8−6タイガース (20日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 レッドソックスの吉田正尚外野手(32)は20日(日本時間21日)、本拠でのタイガース戦に「4番・DH」で4試合ぶりにスタメン出場。3―3で迎えた7回先頭の4打席目に中前打を放ち、勝ち越しのホームインをした後、8回の5打席目には左前打を放つなど、今季3度目のマルチ安打を記録。

恒例のボストン・マラソン開催日の午前試合で大活躍。4打数2安打2得点1四球で、打率は3割2分4厘となった。

 4月5日以降の打率は4割4分、OPS1・077と好調な吉田に、地元では、吉田スタメン待望論が熱を帯びている。

 4試合ぶりにスタメン入りした吉田が、初回2死一塁で第1打席を迎えると、スタンドから大歓声が沸き起こった。今季21試合目で先発はわずか9度と出場機会に恵まれない中、17日には延長10回に自身初となる殊勲の代打サヨナラ安打を放ち、6試合連続安打と結果を重ねてきたことをファンは知っている。

 チームは前の試合まで8勝13敗と苦戦。試合前の時点でチームは得点(81点=リーグ14位)、出塁率(3割1分=リーグ13位)、OPS(6割5分1厘=リーグ13位)と攻撃面で苦戦。卓越した打撃技術を持つ吉田が、ベンチを温めている状況に、ファンサイトやSNSでは「マサを使うべき」という論調が増えている。

 この日のラジオ中継では、2013年世界一メンバーのミドルブルックス解説者が「左対左を気にするのはわかります。でも、彼はチームのベストヒッターのひとり。たとえ、相手が左腕でも、右打者よりいい結果を出すかもしれません。これだけ攻撃が生産性と安定性を欠いている中で、彼をベンチに置いてはおけません。

単純に、そんなことはできないんです」と力説している中で、吉田が第1打席にきっちり四球を選ぶと、実況アナは「オンベース・マシーンです!」と絶叫した。 

 3―3の勝負どころで吉田が左腕から中前打を放つと、ミドルブルックス解説者は、それみたことかと、「マサが打ちましたよ、左腕から上手くボールを捉えました」と伝えるシーンも。吉田が打席に立つたびに一際大きな声援が沸き起こったフェンウェイパーク。それは、吉田の出場機会を求める地元ファンの率直な反応だった。

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