◆第33回青葉賞・G2(4月25日、東京競馬場・芝2400メートル、2着馬までに日本ダービーの優先出走権)追い切り=4月22日、栗東トレセン

 準備は整った。ブラックオリンピア(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父キタサンブラック)は栗東・CWコースで半マイル追い。

道中はキビキビした脚取りで駆け、ゴール前で軽く仕掛けられると素早い反応でトップスピードに乗った。推進力にあふれたフォームで50秒9―11秒3。友道調教師は「いい感じで追い切りができた。いい状態で使えると思う」と好仕上がりにうなずいた。

 秘めていた能力がようやく顔を出してきた。預託当初からトレーナーが「何とかダービーに出走させたい」と期待をかけてきた素材。初勝利に3戦を要したが、前走のアザレア賞は残り200メートルで先頭に立ち、並ぶ間もなく後続を突き放して高いポテンシャルを見せつけた。「ようやくこの馬の力を見せてくれた。一戦一戦、使いながら徐々に成長してくれている」と目を細める。

 現在の出走馬決定賞金は1勝クラス勝ちの500万円。目標とする大舞台へ駒を進めるために、是が非でもここで優先出走権を獲得しておきたい。「何とか権利を取ってダービーに」と繰り返す指揮官の言葉にも力が入る。

勝負駆けで、世代の頂点を決める戦いへの切符をつかむ。(山本 理貴)

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