◆JERAセ・リーグ 巨人5―1中日(22日・前橋)

 スポーツ報知評論家の村田真一氏がプロ初スタメンで初長打、初打点をマークした石塚裕惺内野手について「チャンスをものにしたね」とスター候補の台頭を喜んだ。一方で4三振と課題も。

「1軍の投手に慣れることやし、それができる選手」と今後の飛躍を期待した。

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 よく伸びたね。石塚の三塁打、打った時はどうかなと思ったけどしっかり振り抜いた分、逆方向なのにあそこまで飛んだ。打ったのは外角高めのカーブ。言ってしまえば失投よ。でもね。高卒2年目の20歳が、初めてのスタメンで、狙い球ではないけど、失投を長打にして仕留めたのは素晴らしいことよね。

 一方で課題も出たよね。残りの打席は全部三振。変化球に苦労していたのが明らかで、最後の打席も全球スライダーで攻められた。やっぱり1軍と2軍の投手の一番の差は変化球。キレも全然違うし、例えば2軍では困ったら真っすぐが来るけど、1軍の投手はそこで変化球が来る感じかな。

だから打席の中である程度「割り切る」ことが大事になってくるんよね。スコアラーやコーチとよく話して分析して狙い球やコースを絞って、何より本人がまずはそれを信じて打席に立って、迷わず振っていくこと。そのうち変化球のキレにも慣れてくるし、それができたら石塚なら結果は出てくる思う。変に当てにいったり、迷ったりしてたら、1軍の投手にはほんろうされちゃうだけよ。

 チームにとって泉口の離脱は痛いけど、石塚にとっては大チャンス。プレーを見ているとコーチ時代に(坂本)勇人が台頭してきた時を思い出すよ。そんな選手めったに出て来んからね。ここでもう一歩、上のステージに進んでほしいね。(スポーツ報知評論家)

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