◆第52回クイーンエリザベス2世カップ(4月26日、香港・シャティン競馬場・芝2000メートル、良)

 春の香港中距離王決定戦が8頭立てで行われ、海外初挑戦の3頭の日本馬が出走したが、勝利を飾ることはできなかった。

 クリストフ・ルメール騎手が騎乗したマスカレードボール(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ドゥラメンテ)は最後方から追い込むも2着。

ジェイソン・コレット騎手=ニュージーランド出身、豪州拠点=が騎乗したジョバンニ(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父エピファネイア)は5着。ジョアン・モレイラ騎手が騎乗したジューンテイク(牡5歳、栗東・武英智厩舎、父キズナ)は8着だった。

 同レースは過去に2002年、03年エイシンプレストンが連覇。その後は12年ルーラーシップ、17年ネオリアリズム、19年ラヴズオンリーユー、昨年にタスティエーラが勝利を挙げていた。

 勝ったのはジェームズ・マクドナルド騎手=ニュージーランド=が騎乗した地元の英雄、ロマンチックウォリアー(セン8歳、香港・ダニー・シャム厩舎、父アクラメイション)が勝利し、14度目のG1勝利を飾った。3連覇した22~24年に続く当レース4勝目となった。

 手塚久調教師(マスカレードボール=2着)「もうちょっとでしたね。すごい我慢してくれて日本にいるときよりもテンションも上がらずに、パシュファイヤーを着けなくてもしっかり歩いてくれたのは収穫だったです。レースは計画通りではなかったけど、ああなってもおかしくないなと思ってました。ゲート入りが先で待たされる時間が長くて、1歩目が遅くなりました。もう少し向こう正面で流れてくれれば、変わった結果になったのかなと思います。リズム良く運んで折り合いも問題なかったし、内容としては悪くないと思っています。

先頭とは離れていたけど、あわよくば差し切ってほしいと思っていましたけど、強い馬が前にいましたね。

 過程をふまえるとよく走ってくれたと思いますし、そのあたりをケアして行きたいと思います。勝ちたかったですけど今後につながると思うし、内容からパフォーマンスは本物だなと思ったのですごく良かったです。いつの日かリベンジしたい。どこになるかわからないけど、また戦ってみたい相手だと思います」

 杉山晴調教師(ジョバンニ=5着)「今まででこの馬にとっては一番メンバーがそろっていました。プラン通りのレースをしてくれたし、この経験は必ず次につながってくると思います」

 武英調教師(ジューンテイク=8着)「悔しい結果になりました。ベストコンディションでこれましたし、この子の競馬ができればと思っていたんですけど。レース前はモレイラジョッキーも『前の方に行ければ』と話していたんですけど、スタートが遅くて後ろの方になって。ヨーイドンになるとあの子の走りはできないですね。もっと力を出し切れたら良かったなと思ったんですけど。まだ5歳で若い馬ですし、この経験が今後につながるように信じていますし、また日本に帰っていい競馬ができるように頑張っていきたいと思います」

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