J2北海道コンサドーレ札幌は29日、ホームにJ2藤枝を迎え撃つ。28日に札幌・宮の沢での最終調整を見守った川井健太監督(44)は、敵地ではPK勝ちするも、勝ち点6差をつけられる相手との再戦へ「攻撃の部分は様々なものを持っているしセットプレーも多彩。

すべての面で注意しなければならない」と今季2度目の3連勝へ、細心の準備を整えて臨む。

 前節25日のいわき戦は後半アディショナルタイム(AT)に2得点し、2―1と今季初の逆転勝ちを収めた。川井監督は試合後、「こういうメリーゴーラウンドもできます。だけどジェットコースターも僕らは持ってますよっていう、エンターテイメント性はなくしたくない」と独特の表現で試合を振り返った。

 中3日で迎える戦いを前に、指揮官はその真意を口にした。「昇格のためには4ー0、5ー0で毎試合勝つことを目指さなくてはいけないが、いろんな要因でできない時はある。そういう時は怖いけど(ジェットコースターに)乗るしかないよねと。目指すのはみんなが『きょうも点が入ったなあ』と見ていられる試合だが、ハラハラドキドキするのもエンターテイメント。最初からずっとメリーゴーラウンドで良いとは思ってないが、ジェットコースターに乗る気概的なものは絶対に持とうぜと。遊園地に行ってもけんかをする以外、みんな笑顔で帰るはず。僕らは何でも持ってますよというチームにしたい」。

 当然、目指すのは勝利のみも、プラン通りに行かない時、乗り物を変えながらでも勝つ確率は上げにいく。

そのためにいわき戦でDF家泉を終盤に最前線で投入したパワープレーなど、なりふり構わない姿勢も打ち出していく。「最初は常に勝ちにいく軸と成長していくという軸の2軸だった。そこが近づいてきて、今は成功体験をしてもらうことにフォーカスしてやっている部分は強くある」と現状を進めていく。

 藤枝戦でも望むのは、本拠地のファンが安心して見ていられるメリーゴーラウンド的サッカー。90分間の中で最高の試合を見せるべく、理想を追求しつつ、川井監督がタクトを振っていく。(砂田 秀人)

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