昨年10月5日の京都競馬で落馬負傷し、長期休養していた川須栄彦騎手=栗東・フリー=が5月10日、単勝8番人気のビサーロ(牡3歳、栗東・田中克典厩舎、父キズナ)に騎乗した京都2R・3歳未勝利(ダート1200メートル)で復帰後初勝利を挙げた。

 道中は2番手からの追走。

早めに先頭へ並びかけると、直線では力強いフォームで相棒の末脚を引き出し、後続を突き放す2馬身差の完勝だった。

 川須騎手は左鎖骨の開放骨折に加えてろっ骨を骨折し、落馬の衝撃で肺出血も併発。感染症の影響もあり、約5か月もの入院生活で何度も手術を受けた。先月25日から復帰し、3週目でつかんだ大きな1勝。昨春はシャマル(牡8歳、栗東・松下武士厩舎、父スマートファルコン)でかしわ記念やさきたま杯を勝ったものの、JRAでの勝利となれば3月29日の中京12R以来、実に約1年1か月ぶりとなる。

 ウイナーズサークルへ向かう時にはファンから祝福の声が飛んだ。「まだまだ余裕がある感じ。気性の成長があれば、もっとよくなると思います」と相棒をたたえた後に、「僕も久々に勝つことができて、感謝しています」と笑みを浮かべ、喜びをかみしめていた。

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