◆JERAセ・リーグ 巨人4×―2広島=延長12回=(13日・福井)

 とてつもないご褒美をもらった。2年目の巨人・宮原駿介投手(23)が通算16登板目でプロ初勝利。

大尊敬する坂本の劇的サヨナラ3ランで白星が舞い込み「最後、勇人さんがカッコよく決めてくれて…。打ってくださった勇人さんに感謝したい。運良すぎです…」と混乱気味に初のお立ち台へ向かった。

 出番は1―1の延長12回、2死一、三塁の大ピンチから、遊撃内野安打で一時勝ち越しを許したものの最後は4番・坂倉を二飛。「点を取られて悔しい。僕は何もできてない…」と下を向きかけた直後の攻撃で予想を超えるフィナーレが待っていた。

 “サプライズ”はまだ続く。「初勝利だから、あげる」。ヒーローインタビュー後、ロッカーで背番号6から手渡されたのは何と、通算300号の記念球。「サインも書いてくださって。ふ…震える。どうしたらいいんだろう。

もう分かんないー。大切に保管します!」と少年のような表情で頭を抱えた。

 静岡学園、東海大静岡キャンパスを経て24年ドラフト5位で入団した速球派左腕。「次投げる時は必ず、どんな場面でもゼロで抑える」。忘れられない福井の夜を目に焼きつけ、更なる飛躍を誓った。(堀内 啓太)

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