◆米大リーグ ドジャース―ジャイアンツ(11日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が11日(日本時間12日)、不振脱出へ4日以来のフリー打撃を行い、推定160メートルの場外弾を右中間に放り込んだ。圧巻の52スイング中17発。

試合前にはベイツ打撃コーチが取材に応じ、「昨日のあとに打ちたがっていた」と明かした上で、「本当に良かった。強い打球が全方向に飛んでいた。もっと自然に、力感なく打てるのが理想だね」と期待を込めた。

 大谷は、2巡目に10スイングで3本のサク越え。3巡目には4発を放り込み、ラスト一発は右翼場外へ消えた。4巡目はサク越え3本、5巡目は2本、6巡目は5本。1週間ぶりとなる屋外フリー打撃では、計52スイングで17本のアーチを架けた。ロバーツ監督や球団幹部らも熱視線を送る中、スランプ脱却へ豪快な打撃を披露。打撃練習前にはブルペンで23球を投げており、大忙しの二刀流調整となった。

 大谷は4日(同5日)の敵地・アストロズ戦前に異例のフリー打撃を実施。開幕後、試合前に屋外でフリー打撃を行ったのは、4月1日(同2日)の本拠地・ガーディアンズ戦以来、約1か月ぶり2度目で、55スイングで22本がサク越えだった。ベイツ打撃コーチは「ヒューストンではブルペン前にBPをして少し疲れたので、今回はブルペン後にね」と説明し、「打球の軌道を確認しながら、スイングやタイミングの調整を続けたかったんだよ。

タイミングや感覚を探している時は、いろいろ試すものだから」と話した。

 この日は本拠地・ジャイアンツ戦に「1番・DH」でスタメンに名を連ねた。相手右腕のT・マクドナルドとは通算3打数1安打1三振。4月26日の本拠地・カブス戦以来11試合ぶりとなる7号に期待がかかる。この日から復帰となるベッツは「2番・遊撃」でスタメン入りした。

 前日10日(同11日)、本拠地・ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打。これで46打席連続ノーアーチ、直近21試合でわずか1本と本塁打から遠ざかっており、ロバーツ監督も「速球に差し込まれている。通常なら広角に打ち返すようなベルト付近のボールに対し、わずかに遅れてボールの下を叩いているように見える。振り遅れを物語っている」と分析していた。5月はこれで31打数4安打、打率1割2分9厘と苦しんでいる。

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