阪神・西勇輝投手(35)が11日、12日のヤクルト戦(神宮)で誕生日を迎える伏見に白星を贈ることを誓った。オリックス時代の同僚で、同じ90年生まれでもある女房役。

「おいしいご飯でも食べに行きたいですね」と笑みを浮かべた。この日は甲子園で投手指名練習に参加。「(ヤクルトを)勢いづけないように、こっちが食ってかかっていけるように、束になって戦っていけたら」と1ゲーム差で追う首位チームを意識した。300試合連続での先発登板に王手をかけるベテラン右腕。歴代1位の山内新一(南海、阪神)まで11に迫っている。

 今季初登板となった4月30日のヤクルト戦(神宮)では5回2失点。617日ぶりの白星を手にした。伏見とバッテリーを組んだのはオリックス時代の2013年8月16日の西武戦(京セラD)以来、13年ぶり。「バッテリーとして同級生が来てくれて本当に頼もしい」と素直に喜んでいた。

 12日に36歳となる伏見は、誕生日の思い出を問われると「2024年の誕生日に新庄監督が代打で使ってくれて、同点タイムリーが出た。野球で言ったら完全にそれですね」と日本ハム時代のエピソードをチョイスした。当時は試合前に指揮官から「誕生日おめでとう。

チャンスでの代打、頭に入れといて!」と告げられ、9回1死満塁から同点打。「あれはいい思い出です」とうなずいた。

 伏見は今季から阪神に加入。新天地でも新たな思い出をつくるつもりだ。再び「同学年バッテリー」を結成できるかどうか。「前回は西と一緒にいい投球ができた。今回もまだ分からないですけど(バッテリーを組めれば)ゲームをつくって、個人的にもいい一日にしたい」と思いは人一倍だ。首位攻防戦の初戦を取り、記録にも記憶にも残る一日とする。(藤田 芽生)

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