落語家の3代目桂春蝶が14日、立川志らくが12日にダウンタウン松本人志とYouTuber・ヒカルが“弟子入りを嘆願している”旨を自身のXアカウントに投稿したことに言及。「メインストリームを歩めなくなった人は全員落語家になったらいい」と私見を述べた。

記者の質問に答えた。

 まずは「レール(の上)を行く方が難しい世の中になってる中で、メインストリームを歩めなくなった人は全員落語家になったらええのに」と報道陣を笑わせた春蝶。「ここ(落語界)は全てを受け入れる。『あなたには寄席があるよ』と。『今までのように思い通りにいかなくなった。でも表現はしたい』という人は…高座では、その人ひとりですから。何でもできると思うんですよ」と松本を想定して落語界に進出することを歓迎した。

 別に一から古典を学ぶ必要もないという。「ストーリーを語らなくてもいいじゃないですか。着物を着てずーっと漫談みたいに自分の思いを語るだけでもいいじゃないですか。座布団の上って、むちゃくちゃみんなに対して優しいんですよ。お客さんも優しい。

お金を払って責任を持って見にきてくれる。何かあったら落語しはったらええと思いますよ」と持論を述べた。

 ヒカルとの“タモリ面白くない論争”を、論敵・ヒカルの弟子入りという形で決着させた志らくの“プロレス力”にも舌を巻いている。「志らく兄さんは、よう分かってはる。今の落語界はガラパゴス状態になってきている。社会一般とのつなぎ役が少なくなっている事実がある中で、そういう方がこっちに入ってきて、立川、笑福亭、桂を名乗っていただくことによって、少しにぎわいが出たりとかもありますので。また、それを反対する同業者がいることでもにぎわいが出る。アメリカのプロレスみたいになったらいい。誰かと誰かがケンカして『芝浜と芝浜で、ペイ・パー・ビューで勝負だ』と」

 落語界の隆盛には、他業種で名を残している人物の参入と、そのことで賛否両論が巻き起こることが不可欠だと説いていた。

 志らくに関しては、ヒカルが先月20日に配信した自身のYouTube番組で「タモリは面白くない」旨を主張したことを受け、X上で討論となった。そして志らくがヒカルの自宅に乗り込んで話し合った様子も同アカウントで今月11日に配信された。

 翌12日には志らくが「ヒカルさんが立川さぎ志として落語をやりたいとのこと! デビューさせましょう! 松本人志さんも落語をやりたいとダウンタウンでの7.3トークで私に直談判。

落語界に激震。実は弟子は18人いて、これまで辞めた弟子も同じ数くらい。去年からもう弟子は取らないと全ての弟子入りを断ってきた。そうしたら松本人志さんにヒカルさんが弟子入りを嘆願。私にいったい何が起こっているんだ?」(原文ママ)と自身のXに投稿。松本が配信サービス「ダウンタウン+」のトーク番組「7:3トーク」で志らくに落語をやりたい旨を話したこともポストしている。

 春蝶はこの日、大阪市内で独演会「落語で伝えたい想い第十二作 それゆけ、タイガース!」(6月13、14、20、21日、大阪・扇町ミュージアムキューブ CUBE01)の記者発表に臨んだ。

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