歌手の美川憲一が80歳の誕生日を迎えた15日、都内でカタログ154作品全581曲の配信がスタートを記念した会見を行った。

 1965年にデビューしてから61年、シングル117作、アルバム37作品の配信を一斉に解禁。

「さそり座の女」「柳ヶ瀬ブルース」などの名曲のほか、CD音源化されていない楽曲、水前寺清子瀬川瑛子らとのコラボレーション曲、面白トークなど秘蔵音源も配信される。

 美川は昨年9月に不整脈の一種である「洞不全症候群」と診断。ペースメーカーを埋め込む手術を受けたところ、リハビリの過程ででパーキンソン病が判明した。現在も投薬とリハビリを続けており、同12月のディナーショーから復帰した。

 病気を含む苦楽を経験したことで「詞がすごく胸にしみるようになった」と感慨深げ。「歌いながら、でもなんか涙が出そうになるもたくさんあるんですけど泣いたらいけないと思って。でも12月に名古屋で(復帰)コンサートをやったときは、初めて泣きました。『おかえりなさい、待ってたわ』って皆さんがすごい声援だったので逆に私が感動しました」と振り返った。

 現在も毎日リハビリを続けており、この日も報道陣を前に実演。「最初はダンベル3キロから始まって、5キロ、8キロ、10キロになっている」と10キロのダンベルを持ちながらのスクワットを週に2回、足の上げ下げ、かかと上げ、片足で立つ体幹のポーズなどは日課という。

 今年に入って、iPS細胞(人工多能性幹細胞)で作った世界初のパーキンソン病治療製品が出たという明るいニュースも。「すごく良かったなと思います。

全国にも困っている人がいらっしゃいますから」と励みになりつつ「5千何百万かかるので、それを保険で対応できるようにやるらしいんです。もっと安い形で全国の皆さんにそういうお薬が回る日を願っています」と語った。

 若さを保つ秘訣(ひけつ)について「年を考えないこと」と笑顔。最近はショッピングで気分転換しており「時間があるときは原宿行ってぶらぶらしている。面白いもので、買い物となったら歩けるんですよ」と語った。

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