日本サッカー協会は15日、北中米W杯(来月11日開幕)に挑む日本代表メンバー26人を発表した。森保一監督自ら名前を呼び上げた。

初の優勝を目指す森保ジャパンは31日にアイスランドと最後の親善試合を行う。1次リーグでは来月14日にオランダ、20日にチュニジア、25日にスウェーデンと対戦する。

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 けがが懸念されたDF冨安健洋(アヤックス)は26人枠に滑り込んだ。3月の英国遠征は辞退となっていたため、代表活動参加は24年6月のW杯アジア2次予選以来、約2年ぶりとなる。

 冨安は右膝負傷の長期離脱を経て、3月14日のスパルタ戦で664日ぶりの公式戦先発。以降も復帰と離脱を繰り返している状況だが、森保一監督は「コンディションにおいては、練習試合では90分やっている、戦術的に公式戦では直近、プレーはしてませんが、メンバーに入ってコンディション的には問題ないということを現地でメディカルスタッフが確認してくれています」と説明した。

 また、招集の決め手となったのは、冨安が先発した3月22日のリーグ・フェイエノールト戦。同戦で負傷交代したものの「(オランダで)屈指のインテンシティーの中で見せたパフォーマンスは素晴らしいプレーをしていて、W杯基準を確認させてもらった。けがも問題ない、コンディションもあがっている。遠藤のところでも言ったが、アイスランド戦で親善試合できて、W杯に向けて、インテンシティーの高い試合での準備もできながら、コンディションあげていけるということで選びました」と言及した。

 世界基準のポテンシャルを持ち、センターバックとサイドバックの両方を高水準でこなす冨安の復帰により、チームの戦い方のオプションが増えることは確実。25年7月のアーセナル退団後に約5か月間の無所属期間も経験した絶対的主力が、再び日の丸のユニホームに袖を通す。

 ◆冨安 健洋(とみやす・たけひろ)1998年11月5日、福岡市博多区出身。27歳。中学から福岡の下部組織で育ち、高3の16年にトップ昇格。18年1月にベルギー1部シントトロイデン、19年7月にイタリア1部ボローニャへ移籍し、21年8月にアーセナル加入。25年7月の契約解除で無所属となり、同年12月にアヤックス入り。21年東京五輪、22年カタールW杯出場。代表通算42試合1得点。187センチ、84キロ。右利き。

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