◆プロボクシング ライト級(61・2キロ以下)8回戦 ●岩本星弥(判定)大胡晴哉〇(19日、東京・後楽園ホール)

 メインイベントのライト級8回戦で、高校2冠のホープ・大胡晴哉(19)=吉祥寺鉄拳8=が日本同級11位・岩本星弥(22)=JB SPORTS=を3―0の判定で下した。日本ランカーを撃破し、戦績を3勝(1KO)1分けとした大胡は「20歳で必ず日本タイトルを取りたい」と誓った。

岩本の戦績は9勝(6KO)3敗。

 序盤からプレスをかけて左右フックで攻め立てる岩本に対し、大胡はジャブ、左フック、左アッパーで迎撃。5回、岩本はプッシングによる反則で減点1が課せられた。中盤以降もロープに詰めて左右フックで襲いかかる岩本に対し、大胡はアッパー、右クロスで応戦。両者の激しい打撃戦に、1500人超が詰めかけた後楽園ホールがヒートアップ。ジャッジは3者とも76―75で大胡を支持した。判定を聞いた瞬間、リング上で泣き崩れた大胡は「(昨年9月の)前回ドローだった。そこからケガもあって8か月空いたが、なんとか勝てた。何回も気持ちが折れそうになったが、応援してくれる声が聞こえたので頑張れた」と目頭を押さえた。

 前日本ユース王者の岩本の気迫に「今回はもう、気持ちで」と覚悟を決めて打ち合いにも挑んだ。「アッパーでさばこうと思っていたが、アッパーを当ててもお構いなしで打ってくるので『なんだこれ』と思って。もうちょっと気持ちも鍛えないといけない。

いい経験になりました」とうなずいた。

 輪島功一スポーツジム所属のA級ボクサーだった父・大胡徳広さんの影響で、小学5年から本格的にボクシングを始めた。神奈川・武相高で全国高校総体、全国選抜大会を制し、アマチュア41勝8敗の戦績を残した。昨年1月に高校3年でプロデビュー。昨年9月のプロ3戦目では本多俊介(E&Jカシアス)と引き分けたが、日本ランカーに勝利したことで日本ランク入りは確実となった。

 「ランキングに入っちゃったら、もう日本タイトルに挑戦したい。自分より強い選手と試合が決まった方がモチベーションも上がって、勝つために練習できる。自分より強いと言われている選手とやっていきたい。自分は20歳で絶対に日本タイトルを取りたい。すぐにでも、次にでも、タイトル戦をやりたいなと思っています」。7月に20歳となる新星は、日本王者・斎藤眞之助(30)=石川ジム立川=への挑戦を見据えた。

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