◆第93回日本ダービー・G1(5月31日、東京競馬場・芝2400メートル)

 17日の京都3Rの落馬事故で負傷した岩田康誠騎手(52)=栗東・フリー=が21日、日本ダービーに登録しているアスクエジンバラ(牡3歳、栗東・福永厩舎)に引き続き騎乗する予定と明かした。この日退院して栗東トレセンを訪れ、落馬によるけがが右鎖骨骨折で、19日に患部にプレートを入れる手術を受けたと説明。

23日から調教への騎乗を再開する。

 患部の右肩にこそテープがまだ張られているが、その表情に悲壮感はない。「手術した日と翌日はさすがに痛かったけど、今は問題ありません。まだ、さすがに違和感はありますけどね」と冷静に現状を説明した。福永厩舎に駆けつけると、福永調教師に現状などを報告し、つきっきりで調教をつけてきたエジンバラの馬房を訪れた。「あれっ、ていうような顔をしていた」と4日ぶりの“再会”に笑みを浮かべた。

 今週の騎乗は見送るが、わずか2週間で骨折の重傷から戦列に戻る。普通なら考えられない復帰だが、アスクエジンバラだけを見据える視線に全く迷いはない。「今までずっと一緒にやってきたし、勝てるチャンスのある馬。勝ちたい。そのために戻ってきた。ちょっとでも不安材料があったらG1、特にダービーなんて勝てるわけがないんだから」と岩田康。

来週は日本ダービー以外にも騎乗する予定。規格外の“鉄人”は相棒と人馬一体で頂点の座を目指す。

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