公益財団法人墨田区文化振興財団が運営する「トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ」の第2代音楽監督にテレビドラマ「のだめカンタービレ」などで指揮指導を担当した和田一樹氏が就任、委嘱状の授与式が東京・墨田区役所で行われた。8月9日には就任披露演奏会を「すみだトリフォニーホール」で開催、バーンスタイン『キャンディード』など序曲を集めた名曲の数々を披露する。

 委嘱状の授与式は「トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ」団長を務める山本享区長が立ち会い、墨田区文化振興財団の澁谷哲一理事長から和田氏に委嘱状が手渡された。「職務を全うできるよう頑張ります。墨田区の文化事業についても大変貴重なお話をしていただきました。身の引き締まる思いです」と和田氏。さらに「トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラを通して、墨田区、そして区外においても文化芸術の発展に貢献できるようさらに努力して参ります」と抱負を語った。

 「東京スカイツリーにいちばん近い音楽ホール」として知られる「すみだトリフォニーホール」を拠点に活動する「トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラ」は昨年、創立20周年の節目を迎えた。小学4年生から高校3年生までの約90人が在籍し、累計在籍者数は500人超。2023年4月から世界的指揮者の佐渡裕さんが第5代音楽監督を務める新日本フィルハーモニー交響楽団の楽団員をトレーナーに迎え、月3回程度、土日祝日の夜に練習を行っている。

 初代音楽監督の松尾葉子(現創立名誉指揮者)から引き継いだ和田氏は、11年ブラジルロンドリーナ音楽祭優秀賞受賞、15年第6回ブカレスト国際指揮者コンクール準優勝。テレビドラマ「のだめカンタービレ」だけでなく松坂桃李主演映画「マエストロ!」などで指揮指導を担当。国内外の名門交響楽団と共演、幅広く指揮活動を展開している。

 8月9日の就任披露演奏会は、トリフォニーホール・ジュニア・オーケストラによる第40回演奏会で「新たな歴史の幕開け、輝く未来を予感させるのは美しき序曲たち!」として華麗なる序曲を特集、就任を祝う華やかなコンサートになる。

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