◆ドラディション「NEVER GIVE UP 2026 PHASE‐1」(22日、後楽園ホール)観衆1108

 プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾が主宰する「ドラディション」は22日に後楽園ホールで藤波のデビュー55周年記念イヤー第一弾大会「NEVER GIVE UP 2026 PHASE‐1」を開催した。

 メインイベントで藤波は、「H.O.T」成田蓮とシングル対決した。

 今回の一戦は、藤波と長男のLEONAが新日本プロレスの3・6大田区での「旗揚げ記念日」で「H.O.T」と10人タッグで激突。ウルフアロンと初タッグを結成した試合だったがLEONAが高橋裕二郎に敗れ、藤波もSHOと成田から罵倒された。この屈辱から藤波は「ドラディション」のリングで成田との一騎打ちを決断。息子のLEONAも裕二郎への報復に立ち上がった。

 カードも正式発表されたが成田は一貫して対戦を拒否。4月15日に都内で行われた記者会見もボイコットした。これに激高した藤波は新日本プロレスの5・3福岡大会に乗り込み、ボルチン・オレッグを破り「NEVER王座」を防衛した成田がコメントするバックステージで「お前、成田っていうのか?」と迫り一騎打ちを受諾させた。

 予測不能な一戦は、ゴング前に成田が藤波を急襲し場外乱闘。イスで72歳の藤波の腰を殴打し鉄柱で額を打ち付けた。深いダメージを負ったドラゴンへリング上で成田がビッグブーツを放つと藤波は、寸前でキャッチしドラゴンスクリューで場外まで吹っ飛ばした。

 形勢逆転も成田がヒザ十字で藤波のヒザを集中攻撃。さらにセコンドの高橋裕二郎がエプロンに上がり、ジェントル高久レフェリーが注意した隙を見て凶器で殴打するなど完全に試合は成田が握った。

 さらに裕二郎がリングインし藤波へ2人がかりで攻撃。そこへセミファイナルで裕二郎に敗れた長男のLEONAが突入し父を救出。そこから藤波がスリーパーホールドからのドラゴンスリーパーで一気に絞め上げたがロープに逃げられた。さらにコブラツイストであばらを攻めるとグランドコブラでフォールを奪ったがカウント2・8で返された。藤波はフルネルソンで捕らえドラゴンスープレックスを試みたが阻止され、最後は成田がトップロープからの地獄の断頭台で藤波の脳天を突き刺しフォールを奪った。

 勝利した成田は、なおも裕二郎と2人で藤波を攻撃。そこへ花道から黒いTシャツにジーズン姿のウルフアロンがリングへ突入し成田を一本背負いで投げ捨てドラゴンを救出した。

 6・14大阪城で成田のNEVER無差別級王座に挑むウルフはマイクを持ち成田へ「てめぇが今日、ここで藤波さんと試合するって聞いて、おめぇが悪いことしねぇように監視してたんだよ」と挑発。大阪城決戦へ「NEVERのベルト必ず取り返して見せる」と突きつけ「その日まで震えて眠れ」と通告した。

 ウルフに救われた藤波は「ウルフ、ありがとう」と握手をかわし「気持ちよく最後のあいさつをしようとしたけど、あれが成田か。よぉし、もう俺は認識した」とうなずき「ぶっ潰してやる」とリベンジを誓った。

 バックステージに藤波が現れるとウルフも登場し「助けにいくのが遅くなってしまって」と恐縮した。

6・14大阪城へ藤波は「ぶっ潰してやれ!俺の分まで」とエールを送り、ウルフは「すべての借りを返す」と誓った。

 ◆5・22ドラディション全成績

 ▼メインイベント スペシャルシングルマッチ 60分1本勝負

 

〇成田蓮(11分07秒、地獄の断頭台→体固め)藤波辰爾●

 ▼セミファイナル 45分1本勝負

〇高橋裕二郎(15分33秒 BIG JUICE→体固め)LEONA●

 ▼第4試合 タッグマッチ 20分1本勝負 

△長井満也、小島聡(時間切れ引き分け)船木誠勝、諏訪魔△

 ▼第3試合 タッグマッチ 20分1本勝負 

黒潮TOKYOジャパン、〇AKIRA(15分15秒 ムササビプレス→片エビ固め)ハヤブサ、MAZADA

 ▼第2試合 20分1本勝負

〇関本大介(8分13秒 アルゼンチンバックブリーカー)倉島信行●

 ▼第1試合 タッグマッチ 20分1本勝負 

〇鈴木敬喜、長井隆之介(12分08秒 ラリアット→片エビ固め)竹村豪氏、三州ツバ吉●

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